季節・行事を楽しく♪

日本には、美しい四季があります。そして、祝日、お祭りなどの季節の行事がたくさんありますね。レッスンの中では、季節のことや行事のことをたくさん扱っていきます。

 

            

さて、どうしてレッスンで、季節のことや行事を扱うのでしょうか…?

答えは、単純明快! たくさん、街中で目にするからです。レッスンでは、まずは興味を持ってもらうことを大切にしています。興味を持つと目にした時に、「あっ、知ってる!」という反応をお子さんがするからです。そんなお子さんの反応を親御さんは見逃さないで欲しいと思います。もちろん、お子さんが気付かなかったら、親御さんから気付かせてあげることも大切です。

 

たくさん目にする = たくさんお話してあげることができる

                            たくさんお話するきっかけを作る

 

繰り返しになりますが、レッスンで扱った内容は、ご家庭で繰り返し扱い、言葉かけをしていただくことで、お子さんが聴きなじみ、お話するようになっていきます。「季節のことや行事を扱う」ということは、そんなきっかけ作りをしている、ということなのです。

 

例えば、梅雨の時期に、お天気関連の絵本を読んだり、製作をしたりしながら、お天気への興味を広げ、ご家庭では、親子で空を見上げ、楽しくお話することを伝えていきます。それが、七夕をきっかけに夜空を見上げることにつながり、十五夜でお月さまの形の変化を見ることに発展していきます。だんだん日が暮れて暗くなるのが早くなるハロウィンの時期には、夜=暗い(まっくら)=おばけ(が出そう)=こわい、というようなことを扱っていきます。ハロウィンが終わると街中はクリスマス一色になっていきます。きれいなクリスマスのイルミネーションを見ながらお話しを楽しめますよね。

 

先日、こんな素敵な記録を親御さんが書いてくださいました。上記のことを経てきた親子の様子に、思わず頬がゆるみました。ご家庭で繰り返し扱ってくださっていること、常々、レッスンでお伝えしていることを実践してくださっていることをこの短い記録の中からしっかり読み取ることができました。

 

『病院の診察。

帰りがおそくなってしまったが、夜空の三日月を見て「ほそいね」と言ってくる。

以前は、三日月は「はんぶん」でした。

「星」や「くらいね」「こわいね~」など夜の言葉を楽しめました。

ちょっぴり遅い帰宅…ワクワク楽しそうでした。

クリスマスツリーやイルミネーションも見れました。』

 

もう1つ大切なことは、過ぎてしまったことも楽しく思い出しながらお話すること!

1年に1回しかない行事もあります。中には、新しい言葉を覚えるのが苦手な難聴児さんもいて、定着しづらい言葉もあると思います。アルバムや絵日記を片手に時々振り返ってみるのも楽しいものです。

 

○歳のとき、サンタさんに、これもらったんだよね~」

去年、おいも掘りの時、いっぱい取って、泥だらけになっちゃったよね~」

 

こんな会話を楽しんでみては? 4歳児・5歳児さんは、このような会話をつうじて、「○歳のとき」「去年」なんて言い方も覚えていくものです。

       

Special thanks: diary from M-chan mama