「ハイハイ」は人間がうまく歩くようになるために必要な基本的な運動です。ハイハイを始めた月齢のお子さんにとっても、伝い歩きや一人で歩くようになった年齢のお子さんにとってもとても大切な運動です。
繰り返し「ハイハイ」を楽しむことで、足や腰などの運動機能がより高まり、発達します。よりしっかりとしたしゃがむ、立つ、歩く行動につながる運動ですので赤ちゃん時代を過ぎても繰り返して楽しむことが必要です。
今回は少しの工夫でできる「お楽しみハイハイ」をご紹介します。
〇フローリングの床を「ハイハイ」〇
つるつる滑る感じ、ひんやりした感触、ペタッと手足にくっつく感覚・・・。
「まてまて~」「にげろにげろ~」など大人も一緒にハイハイをすると追いかけっこにもなって楽しさ倍増です。
〇たたみの床を「ハイハイ」〇
ざらざらした感じ、なんとなくのぬくもり・・・たたみ特有の香りも新鮮です。
机の下に潜り込んで「いないないばー」や「かくれて、かくれて」、「みつけた、みつけた!」とかくれんぼ遊びにもステップアップできます。
もぐりこむ机の高さに合わせて体をかがめたり、首を千縮ませたり、頭をぶつけないように気を付けたり・・・ハイハイ探検で盛り上がります。
〇敷いてあるカーペットの上を「ハイハイ」〇
てのひらや足の裏に感じるゴワゴワ感、ヒヤッとした感じのなさ・・・もつれないように気を付けてハイハイするかもしれません!
これからの季節はあたたかいホットカーペット目指してハイハイし、そのままゴロン・・・ハイハイ、ゴロンの繰り返しで腹筋アップにも役立ちそうです。
「あったかーいね」、「ゴロン、ゴロン」など寒いときならではあたたかいふれあい遊びにもつながります。
〇布や新聞紙の上を「ハイハイ」〇
「ハイハイ」が達者になってきたら床の上に布や新聞紙を敷くとより楽しめます。
新聞紙のがさごそした感じを楽しみながら少しワイルドにハイハイ!くしゃくしゃと動いてしまう布の上では注意してそーっとハイハイ!
がさごそ、くしゃくしゃなどの素材の違いを感じることで、手のひら、ひざ、足の裏に受ける感覚を養うことにもつながります。さらに自分で動きを調整しながら「ハイハイ」を楽しむことができます。
このように運動機能を高める基本トレーニングだけではなく、「いないないばー」にも「かくれんぼ」にも「ふれあい遊び」にも広がっていく「ハイハイ」。お子さんと一緒に大人も楽しんでみましょう。